生産再開時の人員不足

生産再開時の人員不足

グリーン・ゾーン

グリーン・ゾーンに住んでいる人口は全体の24%

スーラトでの、出稼ぎ移住の労働者が帰郷を申し出て、警官隊との小競り合いが何度か起きているようです。

Economic Times of India 20200505

出稼ぎ労働者、州境を超えた帰郷者数大、今後の生産再開に困難要因となる。

ロックダウン第三弾が5月4日より実効となり、幾つかの会社は再生産を目指していますが、ティア2、ティア3にランクされる企業の主な働き手は、貧しい地方からの出稼ぎ移住者が多く、今後の営業・生産再開にとって、人員不足は困難要因となって来る模様です。生産再開時の人員不足に対する働き手確保のための緊急時対応策が必要と見られています。

4日より、政府はグリーン・ゾーンとオレンジ・ゾーンでの、条件付き段階的生産開始に関する条件を緩めています。

マルチ・スズキ社、ヒュンダイ自動車、ヒロ・モト社などは、段階的工場再開を発表しています。

内務省は4月30日時点で、越境に関する新しいガイドラインを設定、5月4日より帰郷移動可能としたため、組立業者だけでなく、全サプライチェーンの再開計画が宙に浮いた状態になっており、最終製品製造の遅延が起き様としています。
大手の最終組立業者の中には、地方からの出稼ぎ労働者に余り依存していない、と言う企業もあります。

しかし、或るグルガオンにあるエンジン製造会社は製品を最終組立業者へ納入している訳ですが、このエンジン会社への部品・半製品を納入をしている約300社の関連部品工場では、突然のロックダウンが始まった際、多くの働き手が帰郷し、再開が困難な状態になっている、との事です。

新聞社の取材に対し、パーツ・メーカー工場再開には、少なくとも3カ月が必要、との事。パーツ・メーカーは、政府が、生産再開を許可しても、人手が足りない、と言う意見が新聞に出ていました。政府による工場再開と、働き手の越境帰郷を同時に許可をした事は、皮肉な状況は生み出している様です。

自動車産業が盛んなマハーラーシュトラ州においても、オレンジ、及び、グリーンに識別されている区域が20カ所もありますが、生産再開は困難な模様です。再生産開始可能な地域には、特別経済区(SEZs :Special Economic Zones)や、Maharashtra Industrial Development Corporation (MIDC)工業地帯なども含まれています。

仮にマハーラーシュトラ州政府が生産再開を許可しても、働き手不足では、生産再開は困難です。Pune-Pimpriの多く働き手は、、ジャハルカンド、オデッサ、ウッタル・プラデーシュ各州から出稼ぎに来ている、と中小企業協会Pimpri Chinchwad Small Scale Industries AssociationのSandeep Belsare氏は述べています。

ディーラー業者も同様で、ロックダウン後、半数以下の人手で、衛生の問題もあり、営業が再開出来るか、開店するかは、大きな問題となっています。ディーラーでは、販売コンサルタントだけでなく、カー・ワッシュ、整備工が必要であり、どれが欠けても、再開は出来ない、健康が第一に意識されなくてはならない、とデイーラー団体である(Federation of Automobile Dealers ;FADA)のVinkesh Gulati副会長は述べています。

アナリストによれば、再開の為には、経営者は、出稼ぎ労働者に対して、多額のインセンティブを支払わなければならない事態になるかも知れない、と述べた模様。

インド工業連盟(Confederation of India Industry ;CII)によれば、働き手に対して、安全性確保の他に、賃金前払い、補償金が保証されなければ、と言う意見もある様です。

また、地方から越境して職場へ戻る働き手のため、州境を超える際には、地方政府発行のe-passesを発行し、職場の要請で移動する人々の移動を確保しなくてはならない、との意見もありました。

https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/industry/exodus-of-migrant-workers-major-hurdle-in-resumption-of-production/75553275

段階的生産再開、マンパワー獲得、働き手の人権、労働衛生環境、サプライチェーンの再構築、生産再開後の品質管理など、多くの事業再開・継続プランが必要な状況と思われます。

コロナ

ロックダウン後のトラックの利用率変化、農業用利用が最大、鉄鋼業が最低。

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