インドの伝統菓子(おやつ)

インドの伝統菓子(おやつ)

インドで暮らしている人は、インドの伝統菓子を食べたことがある人も多いのではないでしょうか。

私は甘い(甘すぎる!)インドの伝統菓子はどれも苦手で、インド人の家で出されても、なるべく食べないように努力します。

今回は、インドの伝統菓子について紹介します。

1.インドの伝統菓子

インドでは、夕方の18時前後がおやつの時間といわれています(夕飯が21時前後が一般的なため)が、空腹になったら我慢せず、すぐに何かを食べるイメージです。

そして、インドのおやつは伝統的に、甘いチャイとお菓子(伝統菓子を食べることが多い)のセットです。

以下、インドの伝統菓子を紹介します。

1-1.北インド発:甘くないおやつ

サモサは北インド発で、今ではインド全土に広まった、最もポピュラーなお菓子です(動画)。サモサは、小麦粉の生地で、スパイシーに味付けした、肉やジャガイモを中心とした野菜を、三角形に包み、揚げたものです。

ひき肉入りのキーマ・サモサ(qima samosa)、ジャガイモとグリーンピース入りのアールー・マタル・サモサ(alu matar samosa)などがあります。インドの街中に行くと、必ずといっていいほどサモサを売っている屋台・店があり、値段も大変安いものです。

野菜を練りこんだパラーター(paratha, 動画)、プーリー(puri, 動画)の中に豆のカレー煮込みを包んだカチョリ(kacori, 動画)、ジャガイモとタマリンド水を入れたゴルガッパ(golgappa, 動画)なども、好まれるスナックです。

パン類のバリエーションも、豊富です。

1-2.南インド発:甘くないおやつ

南インドのおやつは、ドーサ(dosa, 動画 )が有名です。これは、水に浸した米と豆をつぶし、発酵させてから、クレープ状に焼いたものです。

具の入らないプレーン・ドーサ(plain dosa)、玉ねぎを混ぜたオニオン・ドーサ(onion dosa)、スパイシーに味付けをしたジャガイモをくるんだマサラ・ドーサ(masala dosa)などがあります。ペースト状のソース、チャツネが付くのが定番です。

最近では、北インドでも多くの店で、ドーサは人気のミールとして出されています。

1-3.その他の揚げた甘くないスナックと、それが多い文化的理由

インドで広範囲に親しまれているスナックに、パコラ(pakora, 動画)があります。これは、インド風の天ぷらとも呼ばれているもので、肉や魚、野菜などを油で揚げたものです。

その他にも、米粉や豆粉を練って、渦巻き状に揚げたムルク(muruku, 動画)や、豆粉のドーナッツのワダイ(wadai, 動画)なども、ポピュラーなスナックです。

このワダイというスナックは、16世紀の南インド、ヴィジャヤナガル朝の碑文の中にも、神への供物としてささげられたことが記されており、今も供物として、神前へと捧げる地域もあるといいます。

インドで揚げたスナックが多い理由は、煮たものよりも揚げ物の方が「浄性」が高いと、宗教上考えられているためといわれています。

1-4.甘いお菓子

甘いお菓子は、北インド起源のものが多いといわれています。インドでは伝統的に、甘味は縁起の良いものと考えられており、儀礼の際の供物には欠かせないものとなっています。

この甘い菓子のほとんどが、ギー(溶かしバター)、パニール(カッテージチーズ)、コア(ミルクを煮詰めたもの, 動画)に、砂糖やナッツ、スパイスを加えて作ります。味はどれも濃厚で、カロリーも高いです。

ベンガル地方をはじめ、北インドで作られてきたラスグッラ(rasgulla, 動画)とグラブ・ジャムン(gulab jamun, 動画)は、インドを代表する甘味です。前者はボール状のパニールをシロップの中で煮詰めたもので、後者はスターチをつなぎにしたコアをギーで揚げ、シロップに漬けたものです。

同じく、パニールをクリームで甘く煮詰めたラス・マライ(ras malai, 動画)、砂糖やナッツと混ぜて固めたサンデーシュ(sandes, 動画)、サンデーシュを揚げたチャムチャム(chumchum, 動画)などが知られています。

コアにたっぷりのナッツを入れ、砂糖で煮詰めたものはバルフィー(barfi, 動画)、コーヤーに煮つぶした人参、ギー、シロップを加えて固めたものをガージャル・ハルワ(gajar halwa, 動画)といいます。

2.インドの伝統菓子(おやつ)のまとめ

私がインドのスナックで好きなのは、屋台でよく見るアールー・チャート(aloo chaat, 動画)です。晩酌のおつまみに、よく買っていました。

ほとんどの日本人は、インドの甘すぎる伝統菓子は、苦手じゃないかなと思います。煮詰めたシロップの暴力的な甘さは、日本では経験できない甘さではないでしょうか。

インド人の糖尿病の患者は約7000万人もいるというのは、この甘すぎるお菓子と関係があるのかしらと考えながら、今回の記事を〆たいと思います。

BlogMuraFC2BlogRanking

VISITORS HERE:6,851, HOLI GREEN TOTAL VIEWS : 3,516,209

Previous(down)/ Next(up)
よくやり玉にあがるのが、エルドアン政権以降のトルコや、BJP政権以降のインドで、反セキュラリズム的性…
富裕層の間では「信用のある」高給与のメイドを雇う人も、増えているといいます。