【インドの死生観】なんなんだインドは2

【インドの死生観】なんなんだインドは2

なま、ホーリー・グリーンです。

インドにいると、これでもかといろいろなことが起きるんですけれど・・

インド人の妻の親戚の女の子が二人と、誰か知らない女の子が一人、家に転がり込んで、一緒に暮らしています。

妻の弟も一人、一緒に暮らしています。

食事の量が半端なくて、ごはんを炊くのが大変・・・

とか言っている場合ではなくって、その誰だかわからない女の子が、お腹が大きいなー、と思っていました。

それで、一昨日くらいから、食事にでてこなかったり、昨日も部屋を暗くしていたり、もとからですが、今日はそれ以上に、様子が変でした。

コソコソ何かやっている様子だったので、のぞいてみると、手袋をしているのがチラッと見えました。

おお、出産か、と思って、喜んでいいのか、人のうちで事前に相談もなく、何をしているのか、まあ複雑な気持ちでしたが、温かな気持ちで待っていました。

そしたら、ガサガサと、黒いビニール袋を用意しはじめて、赤ちゃんが泣くでもなく・・・

状況からすると、完全に妊娠中絶してました。

そのビニール袋に、胎児らしきものを入れて・・

この女・・

「人のうちに来て、勝手に何をしているか」

場所はさておいても、みんなに何の相談もなしに・・

この想像はまさしく的中していて、その誰か知らない女の子が、おそらく昨日に薬を飲んで中絶していたようで、本日みんなが駆けつけたときには、すでに胎児が外にでていたとのことでした。

インドでも20週を超えた胎児の中絶は違法なようで、それでも市販の中絶の薬が簡単に買えてしまいます。

その女の子の場合、お腹がかなり大きかったような・・・

まあ私も、96週くらいのお腹なので、人のことは言えないですけれど。

とりあえず通報するか、ちゃんと届け出をして対応をしないと・・

うちの赤ちゃんの誕生サーティフィケートや、それ以前に結婚サーティフィケートも、詐欺にあって滞っているのに、ついでにVISAの延長もしなくては、という中で、この届出って・・

というか、なんでうちがそんなことをするのか、あの女は誰なんだ・・

彼氏に捨てられ、やむを得ず、中絶の道を選んだ、とうことかなと想像しました。そんな人の話しもよく聞きます。

と思っていたら、その正体はナガランドの女の子で、家庭内暴力で離婚していた、元夫の子どもということでした。

それなら、なんでこの時期に、ここにいるのか・・

乱暴だったり、面倒をみないような男の遺伝子なんて消したほうがいいから、中絶してよかった、と考えることもできますし、クリスチャンなのに何をしているか、をなんだと思っているのか、と反対することもできます。

いつも、チキンを殺しているのだから、それと同じだ、命に差はない、と考えることもできますし、人の命を守ることは我々人間の本能ないしは再帰的な存在理由そのものであり責務だ、とも考えられます。

人をチキンと同等に扱ってしまうと、自分もすぐにでも簡単に殺されてしまいそうで怖いですし、一方で不誠実な遺伝子ばかりが増えても、怖いし不公平という見方もできます。

早くに世をさる魂は、高貴な魂で、世の中の人に優しさを教えるために、そんな役目を引き受けたとも聞きますし、そんなものはない、ただの殺人だ、と考えることもできますし。

人間は命や死をきちんと理解できていない(私だけかもしれませんが)のなら、何が正しいかという答えはなく、どうしたいのか、どんな社会にしていきたいのか、みんなでどんな社会通念を形成していきたいのか・・

インドでは、本当に身近に生死があります。

その他にもいろいろと、書けないような、書いたら誰かが悲しむようなことが、たくさんあります(今回の内容も相当に微妙ですけれど)。

ただ、うちにいるナガランドの人たちは、みんなちゃんと今回の件に向き合っていて、お祈りして、泣いています。おちゃらけているのは私くらいです。

その女の子も、喜んでこんなことをしたわけではないはずで、悩んで決断できなかったから、こんな時期になってしまった、という理解もできます。

まあ、そんなこんなで、その胎児はどうするのかと思っていたら、部屋の奥から、

「真夜中に外においてきて(捨ててきて)」

という声が・・

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや・・・

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復帰できたらまた、どうぞよろしくお願い致します。
へその緒を犬にあげたりしたら、子どもも思うところがあるかなー、と・・