スピリチュアル系団体の表の顔は敬虔なヒンドゥー教徒?:サナタン・サンスタ

スピリチュアル系団体の表の顔は敬虔なヒンドゥー教徒?:サナタン・サンスタ

サナタン・サンスタ(Sanatan Sanstha)という団体をご存知でしょうか。ヒンドゥー教のスピリチュアル系の団体で、世界のさまざまなことがヒンドゥーに通じるとする団体です。信仰により、重篤な病気も治るとするなど、まさにスピリチュアルです。

2回にわたり、スピリチュアル団体・サナタン・サンスタについてみていきます。この団体、表と裏の顔があるようなんです。

今回は表の顔、ヒンドゥーカルトとしての宗教活動についてです。

1.表向きのサナタン・サンスタってどんな組織?

サナタン・サンスタは、国際的に著名であった、精神科医催眠療法士のジャヤント・バラジー・アタヴァル(Jayant Balaji Athavale)によって、1999年に設立された組織です。拠点は、のバンドラという地区にあります。

その拠点はラムナティ・アシュラム(Ramnathi ashram)といい、地域でも有名なシャンタドゥルガ寺院(Shanta Durga Temple)とラムナティ寺院(Shree Ramnath Mandir)の間に位置し、黄色と白の独特な色彩の建物となっています。丘の上に位置するその拠点は、まるでのようで、ゲートが設けられており、周囲を一望できる作りとなっています。信者数は不明です。

この組織の目的は、好奇心旺盛な人々へ、ヒンドゥーにまつわる「正しい精神的」知識を伝え、本来あるべき宗教的行動を実践するということです。それを実践すれば、重篤な病気(心臓病など)を患っていても、快方へと向かうなど、驚きの言葉がかれらのホームページに並んでいます。

信者を増やす手段としては、催眠療法が効果的に使われているといいます。訪れた個々人・集団に催眠術をかけ、気を静めさせ、自身を信用するように仕向けます。初期のころは、このような手法から、徐々に信者を増やしていったといわれています。

ある程度増えてくると、信者となった人々の家族・親族・友人などと輪を広げ、多くの信者・賛同者を獲得しています。インドは文化的に、家長が(例えカルトでも)宗派を変えると、その一家は大抵、その家長の信仰する宗派へと改宗します。そして、親族内で成功している家長ならば、その親族全体が影響を受け、親戚中が改宗する、ということがままあります。これは、インドが伝統的に家父長制を踏襲しているからこそ生じる、文化的なものです。

かれらの多くは集団生活をし、一日は、午前6時から数時間にわたる瞑想でスタートします。その後、ベジタリアンの朝食を食べ、ヒンドゥー聖典の勉強や、同組織の出版予定の本の準備など、各自が与えられた仕事を行います。

夕食後は再び瞑想をし、「精神的探求」を行います。

催眠術がちょっと引っかかりますが、カルトではよくありそうな気がしてしまいます。基本的に、外部との接触は嫌っており、取材などは一切受け付けていないといいます。

そのため、カルナータカ州マハーラーシュトラ州では、州政府の調査対象になっています。※

2.サナタン・サンスタの信仰

サナタン・サンスタによると、現在のインドは世俗化しており、そのためにインドのいたる所に、悲しみや貧困、犯罪があふれているということです。そこで、インド社会で知的好奇心に飢えている人々に、ヒンドゥー教の規範に基づく精神的知識を教化することで、正しいインド社会を目指します。サナタン・サンスタが、正しい知識を、人々に与えるきっかけとなるということです。

それでは、サナタン・サンスタの信仰について、少し突っ込んでみてみましょう。

2-1.サダーナ(Sadhana, 霊的実践, Spiritual Practice)

人が生きる上での真なる目標は、神との結実です。結実には、神の神性を吸収するためのサダナ(修行)、霊的実践が必要だといいます。その精神的修業は、個々人で積み重ねるべきもので、自己満足で終わることは避けねばなりません。

現在は「争いの時代」であり、社会におけるは大幅に減少してしまっています。だからこそ、それを取り戻さねばならないのです。

サダナを極めることは、「心の解放」へと繋がります。

2-2.バーブ(Bhav, 精神的感情, Spiritual Emotion)

サダーナを極めるために重要視されているものがバーヴ(bhav)、精神的感情です。これは、神に寄り添うために必要とされているもので、バーヴを高める必要があります。

一般的にヒンドゥーは、バクティ・ヨガ(神への献身の道)、カルマ・ヨガ(業の道)、ドニャン・ヨガ(Dnyan Yoga:知恵の道)が重要視されていますが、それよりも重要なものがあります。それは、グル(師)の教えに基づくグルクルパ・ヨガ(Gurukrupa Yoga)です。師の教えに基づいた道を辿ることで、バーヴを高めることができるのです。

「争いの時代」という、不穏な言葉が登場しました。サナタン・サンスタにとり、現代は世俗化が進みすぎて、ヒンドゥーの元来の崇高な文化が傷つけられている、と考えているようです。

サナタン・サンスタの教義は、ヒンドゥー教の思想を絶対視しており、それを取り戻す必要があるのだと、極めて強い使命感をもって活動をしています。かれらの教義を実践することで「すべてがうまくいく」との主張です。

サナタン・サンスタは、ヒンドゥーを絶対視しており、その宗教観からヒンドゥー至上主義者といわれています。

3.スピリチュアル系団体の表の顔:サナタン・サンスタのまとめ

サナタン・サンスタの宗教的な活動を紹介しました。しかし、この宗教活動は、かれらの活動のほんの一部でしかありません。サナタン・サンスタはインドでは、宗教集団というより、ヒンドゥー至上主義過激派グループとして有名なんです。

いままで何度も殺人事件を起こしてきており、州政府で活動の禁止が議題にあがるなど、かなり危険視されています。

次の記事では、サナタン・サンスタの裏の顔を紹介してみたいと思います。


ゴア、カルナータカ、マハーラーシュトラ州を中心に活動しています。事件を起こすために、これらの外に出かけることは、もちろんあるようです。

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