インドのお金持ち、三大財閥

インドのお金持ち、三大財閥

インドでは《金・ゴールド》は必需品

昔のインドには、桁外れのお金持ちがいたといいます。体を宝石で飾り立て、豪華な宮殿を建て、妻妾(さいしょう)を蓄え、白象に乗って、優雅にお出かけなさったとか。

現代のインドのお金持ちは、どうなんでしょう。

現代でも、インドの人々は《金・ゴールド》が好きで、中国と並んで、金を貯め込む国として知られています。

今後のインドの金需要の見通しは、年間1000トンを超えそうです。地球には、これまでに採掘された金が17万トン、これから採掘可能な金を合わせても23万トンと、黄金は無尽蔵にあるわけではありません。

その中で、年間1000トンですからね、これは相当大きな数字です。

インドでは、金や宝飾品を、結婚の時、花嫁が持参金を持っていくというか、堂々と、花婿やその一族の側から請求される習慣も大きいのですが。

ヘタをすれば、花嫁の身を守るための必需品ともなりかねないのです。

インドの三大財閥

かつての日本における、三井や三菱のように、インドでも、イギリスの植民地時代から発達した財閥が、国の政治や経済に、大きな影響を及ぼしてきました。

現在、インドではタタ(TATA)・ビルラ(BIRLA)・リライアンス(RELIANCE)を代表とする、20余りの財閥が、複数の異業種にまたがる事業展開を行っています。

インドの経済界で幅を利かす大手財閥ですが、ご多聞に漏れず、後継者問題で頭を悩ましています。

創業者一族が株を握りしめ、経営問題に口を出すと言うか、ほとんど直接経営しているんですね。考えなくてもわかりますが、事業を興した初代は、確かに優秀だったでしょう。次の代も親の苦労を見て育ち、自分も一緒に励みましたからまぁ良いでしょう。

問題は、三代目以降です。

生まれながらにお金持ちの苦労知らず、日本にも「唐様で売り家と書く三代目」などと言う古川柳があるように、そうそう才能のある人間は、一家の中から出て来ません。

しかもなんと、インドには、相続税が存在しないのです。親の富はそのまま、子供へ受け継がれます。

一家のものはオレのもの、会社のものもオレのもの」感覚の、同族経営の弊害ですね。

タタ・グループ

1886年の創立以来、インド最大の財閥として、産業・商業に広範囲にわたって経済活動を行って来ました。紅茶・ホテル・・IT・自動車・エネルギーなど、まさに何でもこい状態。あらゆる分野の、中心的存在です

自動車メーカーのタタ・モーターズ、製鉄会社のタタ・スティール、電力会社のタタ・パワー、ソフトウェア会社のタタ・コンサルタンシー・サービシズ、紅茶の製造販売を一手に引き受けるタタ・ティーなどなど。ふむ、『タタ』って頭にくっつけやすいんですかね。

このグループは、コンプライアンス遵守の企業としても知られており、インドには珍しく、袖の下を渡さずとも、話が出来る会社だそうです。これが海外企業に、提携先に選ばれる要因となっています。

また、ゾロアスター教徒パールシー一族が経営を担ってきたので、カースト制度とも無縁でいられました。

社会貢献事業も活発に行っており、民衆の支持も高く、政府が企てた企業国有化も、住民の反対で潰れました。

これまでのところ、左翼ゲリラの襲撃対象にもならずに済んでいます。

ビルラ・グループ

タタ財閥と並ぶ、インドの代表的財閥です。

グループの中核事業としては、化学繊維・セメント・自動車産業などで、こちらは、モノづくりが得意なようですね。

経済界に広範囲に影響を及ぼしてきましたが、1973年ごろから、同族間で権力争いが頻発します。

分裂を繰り返した結果、現在は、かつてほどの支配力は失くしました。

巨樹は内側から枯れるというのは、本当のようです。

リライアンス・ADA・グループ

こちらの歴史は新しく1966年が操業年です。創業者は、故ディルパイ・ヒラチャンド・アニバニ氏で、一代でこの財閥を作り上げた、立志伝中(りっしでんちゅう)の人物です。

海外で出稼ぎをして貯め込んだ1万5000ルピーを元手に、30年で226億ドルもの売り上げを誇る、巨大財閥を作り上げました

事業展開は、不動産・・金融・・通信・メディア・ヘルスケアなどと、幅広く展開しています。製造業がちと弱いようですね。

近頃では、メディア部門を統括する、リライアンス・エンターテインメントを通して、ハリウッドへの投資も積極的に行っています。

事業成功の秘訣は、個人投資家の利益を重視したことだと言われています。これっておそらく、一代で資産を作り上げた創業者の経験を反映しているのでしょうね。

屋台骨が揺らぐ三大財閥

しかし、これらの三大財閥も、後継者問題で分裂を起こし、そうそう安泰ではないようです。

自由化に伴い、外国企業との競争は激しくなり、自国民の生活が向上していけば、当然賃金は上がります。

低賃金のうまみがなくなれば、国際資本はさっさと引き上げます。

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4億食もが廃棄されることになったんです。
ラダックで暮らす(半)遊牧民のことを、チャンパ(Changpa)と呼びます。