ヒンドゥー祭り10選

ヒンドゥー祭り10選

インドには様々ながあり、インド全土で祝われるものから、地方、コミュニティ単位で祝われるものまで、多種多様です。

今回は、ほぼインド全土で祝われている、10種のヒンドゥーの祭りを紹介します。順番は、ヒンドゥーの新年を祝う祭り「」から、月の順です。

1.ディーワーリー(Diwali)

ディーワーリー(ディワリー)は、カルディカ(10月~11月の間:Kartika)の新月の日に開催され、インド全土で盛大に祝われる、ヒンドゥー3大祭りの1つです。「光の列」を意味し、別名「光の祭り」です。

人々は、富の女神ラクシュミーや、障害を取り払うガネーシャなどの祈りを捧げ、家の内外に、ろうそくやランプを並べ、「光の列」を作ります。近年は、豆電球などでも「光の列」を作っています。

また家などを、豆電球で電飾をし、新しい衣服を着て、町中で爆竹を鳴らし、祝います。ディーワーリーは、ヒンドゥーたちの間で、新年の祭りと考えられています。

2.シヴァラートリ(Sivaratri)

シヴァラートリは、マーガ月(1月~2月)に、シヴァ派信者と、シヴァ神をヴィシュヌ神の最初の信者と考える、ヴィシュヌ派信者によって祝われます。シヴァラートリは、「シヴァの夜」を意味します。

シヴァ派、ヴィシュヌ派信者だけでなく、現在はインド中で盛大に祝われており、地域ごとに演劇を上演するステージが設けられ、子供たちがシヴァの仮装をするなど、ヒンドゥー文化に触れることができます。

この祭りの日の夜、シヴァの象徴であるリンガ(男根)を、ハチミツとミルクで沐浴させます

この祭りは「無知と暗黒の克服」を目的とするため、夜通し祭りは行われ、祈りが捧げられます。

3.ホーリー(Holi)

ホーリーは、パールグナ月(2月~3月)に、インド全土で開催される祭りで、「カラー・フェスティバル」とも呼ばれる、ヒンドゥー3大祭りの一つです。この祭りでは、人々は色水、色粉、カラースプレーなどをかけあい、インドで最も派手な祭りです。

ホーリーの伝説では、かつてホーリカという女の悪魔が、毎晩のように子供をさらい、食べていたといいます。この悪魔を退治するため、グルの助言で、悪魔に侮蔑と罵倒の言葉を徹底的に浴びせ、憤死させることに成功しました。

この言い伝えにより、ホーリーは無礼講の日とされ、互いに侮蔑の言葉を投げかけ合う人もいるといいます。ただ、これは見たことがないので、程々にした方がよいと思います。

4.パングニ・ウッティラム(Panguni Uthiram)

パングニ・ウッティラムは、3月~4月の間の10日間、を中心に、盛大に祝われます。

マルカン神への祈りを捧げる祭りで、近年は北インドでも祝われています。

病気などの治療を願う人々が、マルカン神への祈りを捧げる行進に参加します

この行進には、薬効のある粉がかけらるということです。

5.クリシュナ・ジャヤンティ(Krishna Jayanthi)

クリシュナ・ジャヤンティは、シュラヴァナ月(7月~8月)に開催する祭りで、全インドで祝われます。

この祭りは、クリシュナの生誕を祝うもので、クリシュナはヴィシュヌ神の8番目の化身とされています。

この祭りの1日目は断食をし、その後、夜通し、祈りをクリシュナへと捧げます。

地域によっては、ステージなどが設置され、子供たちによるクリシュナの演劇などが開催されることがあります。

6.ラクシャー・バンダン(Raksha Bandhana)

ラクシャーはシュラヴァナ月(7月~8月)の満月の日をさし、この日に行われる祭りを、ラクシャー・バンダン(ラーキー)といいます。

この祭りは、家庭の中でおこなわれることが一般的で、親族が集まり、少女や女性は色付きの紐を、男性親族の手首に結びつけます

この儀礼は親族を守るため、そして男性側は、自身が女性を守る立場にあることを再確認するために、行われるといいます。

7.ナーガ・パンチャミー(Naga Panchami)

主にシュラヴァナ月(7月~8月)に開催される、南インドを中心とした蛇神ナーガを祝う祭りが、ナーガ・パンチャミーです。

この時期はモンスーンで、蛇は高所に行く習性があるといいます。この蛇に襲われないための祈りが、この祭りの始まりだということです。

モンスーンの時期の蛇は、多産の象徴、また脱皮する姿は、創造破壊の象徴とされています。

8.ガネーシャ・チャトゥルティー(Ganesh Chaturthi)

ガネーシャ・チャトゥルティーは、バードラパダ月(8月~9月)の間の新月から4日目に、ガネーシャの偶像を家庭、会社などに招き、数日間、祈祷等を捧げる祭りです。

地域によっては、ガネーシャの偶像とともに行進を、音楽隊などとともに行います。

この祭りは、商売繁盛の神様であるガネーシャの祭りであるため、事業者たちにとって、極めて大事な祭りと考えられています。

9.ナヴァラートリー(Navaratri)

ナヴァラートリーは、アーシュヴィナ月(9月~10月)に、ドゥルガー、サラスワティー(サラスヴァティー)、ラクシュミーら、女神を讃える祭りです。

ナヴァラートリーは「9日間の夜」意味し、この祭りも9日間に渡って行われます。

この9日間のうち、はじめの3日は、人々の心の中の邪な心をを矯正するべく、ドゥルガーに祈祷を捧げ、次の3日は、富と幸福のためにラクシュミーに祈祷を、最後の3日は、知恵を授けるサラスワティーに祈祷を捧げます。

10.ダシャラー(Dashara)

ダシャラーは、アーシュヴィナ月(9月~10月)の満月にかけて10日間行われる、ヒンドゥー3大祭りの1つで、秋の始まりを祝い、仕事始めや仕事納めの意味ももちます。

はじめの9日間は、ドゥルガーに祈祷を捧げ、最後の1日は、ラーマに祈祷を捧げます。

信仰に熱いヒンドゥー教徒は、この1~9日目は断食(断食といっても日中に物は極力食べないという程度)をし、10日目に盛大なお祝いをします。

最後の1日は、ラーマの英雄譚である『ラーマーヤナ』の演劇が、地域ごとに上演されることが多いです。地域によって祝われるヒンドゥーの神は異なりますが、もっとも広くまつられているのはラーマ神のようです。

11.ヒンドゥーの祭りのまとめ

以上、10のヒンドゥーの祭りを紹介しました。

私はホーリーが大嫌いなので、その日は余程の用事がない限り外出はしません。好きな祭りはシヴァラートリで、地域ごとの特色も観れ、平和な雰囲気を感じられます。

この他にも、地域ごとに様々な祭りがあるので、どれか好みの祭りをみつけて、インドの地域ごとの特色を経験してみるのも、新しいインドをみつけるきっかけになるかもしれません。

また機会があれば、それぞれの祭りに絞って、紹介してみたいと思います。

BlogMuraFC2BlogRanking

VISITORS HERE:5,010, HOLI GREEN TOTAL VIEWS : 1,192,580

Previous(down)/ Next(up)
こうした一連の儀礼は、多くのヒンドゥーの祭りに含まれ、ヒンドゥー教の人々の親近感・連帯感を呼ぶ効果も…
ほら貝などが出土され、インド古典音楽に通じる楽器が用いられていたことが、わかっているためです。