インドの3大祭り:ダシャラ―、ディーワーリー、ホーリー

インドの3大祭り:ダシャラ―、ディーワーリー、ホーリー

今回紹介する3つの祭りはヒンドゥー教の祭りですが、全インドで盛大に行われる祭りになっています。

ここでは、開催時期や祭りの持つ意味合いなどを、そして主にデリーに滞在している私の体験を簡単に紹介していきたいと思います。

1.ダシャラー

1-1.ダシャラーってどういった祭り?

開催時期は、9月から10月の満月の日に10日間行われます。秋の始まりを祝う祭りで、仕事始めや仕事納めの意味ももちます。

一連の祭りは、女神ドゥルガーやラーマ神が悪に打ち勝った神話を祝うものになっています。

信心深いヒンドゥー教徒は、この祭りが始まると、ドゥルガー・プージャーと呼ばれる1日目から9日目まで断食をし、女神ドゥルガーに向けて音楽や舞踊などを捧げます。

断食と言っても1日1食とることができる形となっています。

ドゥルガー・プージャー最終日の9日目は、ラーマ神を記念した演劇などが盛大に開催されることが多いです。

10日目は「勝利の10日目」と呼ばれ、特にラーマ神に祈りを捧げます。

地域によって祝われるヒンドゥーの神は異なりますが、もっとも広く祝われているのはラーマ神といえます。

1-2.ダシャラ―体験記

私がこの祭りに初めて参加したのは、もう10年以上前のことです。インド文化に興味あったので、当時滞在していたエリアの祭りを見学してみました。

この祭りの時期、町には1日中大音量で音楽が流れ、ヒンドゥーの神様の仮装をした子供が至る所に現れます。そして仮装をした子供たちが、町内に設置されたステージで神話の演劇をして、それを大人たちが観るというとても平和な祭りに感じました。

インドらしさに溢れるこの祭り。子供が行う演劇は暗くなってから行われる地域が多いと思いますが、滞在先のダシャラ―に参加すれば、その地域の特色あるヒンドゥー文化に触れることができるでしょう。

ちなみに私が滞在していた東デリーの地域では、シヴァ神の神話の演劇が行われ、町の至る所に顔を青く塗ったシヴァ神の仮装をした子供たちがいる、大変興味深い催しがされていました。

2.ディーワーリー(ディワリー)

2-1.ディーワーリーってどういった祭り?

開催時期は、10月から11月の新月の日に行われます。ディーワーリーは「光の列」を意味します。種まきの時期を迎える祭りであり、日本でいう正月の意味があります。

ディーワーリーは5日間行われます。それぞれ何をするか簡単に見てみましょう。

  • 1日目は、日本でいう大掃除をします。
  • 2日目は、ランプなどを家の階段などに飾り、色の付いた粉や粘土のようなもので様々な絵を書き、華やかに彩ります。
  • 3日目は、それぞれの神に祈祷を捧げます。
  • 4日目は、親戚や友人などが贈り物を持って集まります。日本のお中元、お歳暮的な感じです。
  • 5日目は、兄弟に感謝をする日となっており、豪華な食事をすることが多いです。

爆竹はこの祭りの期間中毎日聞こえてきます。

大気汚染の一因としても有名なこのディーワーリーの爆竹は、日本のものよりも音が大きく耳鳴りがするくらいのものとなっています。

また、期間中に窓が開いていると悪ガキが爆竹を中に投げ込むこともあり、毎年必ずそれが原因の火事のニュースが流れてきます。ディーワーリーの際は、窓を閉めることをおすすめします。

2-2.ディーワーリー体験記

私はインド人の家族がいないため、そこまでディープなディーワーリー体験はしていませんが、デリーの友人宅にホームステイをしていたことがあるので、その時の経験です。

ディーワーリーの祭り自体は家庭の中、個人間で行われることが多いため、他の祭りに比べ地味な祭りとなっています。

パーティなどはありますが、ほとんどの人がディーワーリーを楽しみにしている一番理由は、バセールではないでしょうか。ショッピングモールやスーパーでは大々的にセールが行われ、人で溢れます。実際とても安くなっており、私もディーワーリーの祭り自体は興味を持ちませんが、必ず買い物に出かけてしまいます。この祭り、ショッピングのイメージが強いので、観光客にはあまり縁のない祭りかもしれません。

家族間の風習のイメージが強いこの祭りですが、商人の祭りでもあります。私の周りのインド人で、会社経営をしている人は、部下たちにギフトとしてお金を配っていました。ここでお金をケチると部下は離れるため、かなりの額を配ると話します。日本でいうボーナス的なものの様です。

ディーワーリーには興味がなくても、ディーワーリーのセールは大好きという現地滞在の人も多いのではないでしょうか。私もディーワーリー(セール)好きな日本人です。

3.ホーリー

3-1.ホーリーってどういった祭り?

開催時期は、2月から3月、満月の日に2日間開かれます。

この祭りは、春の訪れを祝い、豊作祈願と悪魔祓いが混ざり、現在の形となりました。

ヒンドゥー教の聖典に由来する由緒正しい祭りであり、この祭りにちなんだ神話には、シヴァ神といった有名な神々が登場しますが、今回は難しく細かい話になってしまうので省略します。

この祭りが世界的に有名なもう1つの呼び名が「カラー・フェスティバル」です。この日はカーストに関わりなく町中で色水やスプレーで色を付け合います。ある意味暴力的です。

儀礼的には2日目に行われることになっていますが、1日目から行われていることもよくあり、この期間に外出する際には注意が必要です。

この際、スリや痴漢も多発するので慣れていない人は注意しましょう。

3-2.ホーリー体験記

この祭りは好き嫌いがはっきりと分かれる祭りとなるのではないでしょうか。私も被害にあったことがあるため苦手です。

ホーリー当日、用事があったためオールドデリーにオートリキシャ―で行った時のことです。渋滞に巻き込まれ、何気なく外を見ていると、外国人の私を見つけた子供たちが集まってきました。その手にはスプレーや濃い色水を携えて。まずい!と思った時には手遅れで、子供たちはキャッキャとはしゃぎながら、私とオートのドライバーをカラフルにしていきました。

この祭りで怒るのはマナー違反なので、諦めないといけません。服一式と靴がダメになりました。

このホーリーに参加したい人は楽しめると思いますが、そうでない方で用事を済ませようと思うなら、捨てても良い服を着て出かけるのが良いでしょう。

ホーリーでカラフルにされた外国人観光客が怒っているのを、何度も見たことがあります。ちなみにこの時期は、インド人の海外旅行も増えます。私のインド人の友人も、この祭りの時は海外に必ず行くと笑いながら話していました。

ただ、楽しめる人は本当に楽しめると思います。スプレーや色水などは、町中至る所で売られており、すぐに参加できます。

インド独特のカラーフェスティバル。

一度は参加してみると良い思い出になるかもしれません。

4.インドの3大祭り:ダシャラ―、ディーワーリー、ホーリーのまとめ

紹介してきたように3つの祭りはそれぞれ特色があり、インド文化に根付いたものとなっています。地域ごとに祭りの色合いも異なるため、様々な地域を周ってみるのも面白いでしょう。地域によっては、見たことのない神様の祭りを見ることができるかもしれません。私もインドの新興宗教の奇妙な祭りに遭遇した時には、大変驚かされました。

インド滞在時にこうした祭りに参加する際は、事前に作法などを調べていくと良いかもしれません。新たなインドを発見する良い機会となるのではないでしょうか。

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