ビル・ゲイツ運営の「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」とインド

ビル・ゲイツ運営の「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」とインド

ビル・ゲイツの財団が、インドで活動をしていることをご存知でしょうか。私は先日、ゴシップ記事を見かけたことでそれを知りました。

今回は、ビル・ゲイツのもつ財団のインドでの活動と、そのゴシップを紹介します。

1.ビル&メリンダ・ゲイツ財団

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、2000年に設立された、世界最大規模の慈善基金団体です。

ビル・ゲイツは、マイクロソフトの創業者として知られており、メリンダはゲイツの妻です。2020年に、長年勤めてきたマイクロソフトを辞め、同財団による活動に専念すると話しています(技術部門のアドバイザーは継続)。

財産管理はメリンダが行い、寄付相手の審査は厳格に行っています

この財団は、発展途上国で流行しているHIVマラリア結核ポリオなどの感染症の根絶や、教育や貧困撲滅、保健衛生など、世界で苦しむ人々の生活水準の改善に尽力しており、今後も寄付を拡大していくとのことです。

2.インドにおけるビル&メリンダ・ゲイツ財団の活動

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、インド国民の健康と社会発展に、巨額の投資をすることで、数百万にも及ぶ人々を、社会・経済への参加へと繋げる取り組みをしています。そのため、インド中央政府や州政府と、さらに地域コミュニティや非営利組織、研究機関、民間セクターなどと、連携をとっています。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、インドにおいて、特にビハール州ウッタル・プラデーシュ州に注目し、より効果的なソリューションの開発に取り組んでいます。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、健康・衛生・農業・貧困層に着目しています。インドの貧困層は、衛生観念について学ぶ機会が少ないため、そうした人々に学ぶ機会を提供し、ヘルスケアの必要性を教えています。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、ビハール州でこの取り組みに注力し、州政府との共同プロジェクトにより、幼児の死亡率が10年間で3分の1に下がったといいます。

人々の死亡率を下げるために、安価なワクチン開発にも力を入れています。

次の項では、財団が関わったインドのポリオ対策の成果を紹介します。

3.ポリオワクチン

3-1.ポリオとは

小児麻痺を引き起こすポリオは、劣悪な衛生環境などに起因します。

ポリオは、ポリオウィルスが口から腸に入り、腸の中で増殖、排便の後に、その便を介して、他の人へ感染するケースが多くあります。こうした環境は、貧困層の多いインドでは多々あり、下水処理の整備が不徹底ゆえに、インドでポリオが広がったといわれています。

以前のインドは、世界で一番、ポリオの罹患者数が多いといわれていました。

ポリオは、成人が感染することもありますが、乳幼児の感染が多い病気です。感染者の多くは症状が出ませんが、ウィルスが脊髄に入ることで、手足に麻痺があらわれ、それが生涯残ることもあるといいます。

治療法は確立していないため、ワクチンによる予防が必要となっています。

3-2.ポリオ撲滅

ビハール州ウッタル・プラデーシュ州では、特にポリオ罹患者が多く、ビル&メリンダ・ゲイツ財団はワクチン接種により、病気を防ぐ取り組みに積極的に関与しています。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、安価なワクチンを作り、貧困層を中心に、それを投与しています。

さらに、衛生環境の改善、人々の教化に多大な貢献をしたとして、インド政府から讃えられています

政府と組んで行ったワクチン投与、衛生環境の改善により、2011年以降、全インドでポリオ罹患者は出ておらず、2014年ポリオ撲滅宣言が出されています。

4.怪しい噂

ビル&メリンダ・ゲイツ財団の活動に関した、黒い噂を紹介します。これらは、あくまでも噂なので、実際には、やっかみなどによるものではないか、とも思われます。

①財団が作ったワクチンで、多くの小児麻痺を患う子供が発生した、これは人体実験だ

この噂は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団がインド政府とともに、ポリオ撲滅を成し遂げた事実を否定するような噂です。

ポリオ由来の小児麻痺は根絶したが、同財団の開発したワクチンによって、新たな小児麻痺の被害者が、多数生まれているというのです。

インドの医師団が告発したといった噂や、財団が役所を買収して、隠蔽しているなどの噂も、ネットを中心に広がっています。

②ビル&メリンダ・ゲイツ財団がインド政府によって追放された

ビル&メリンダ・ゲイツ財団が行った、ワクチン接種の被害を隠し切れなくなった政府が、財団をインドから追い出した、とする根も葉もない噂が流れています。

ただ実際には、デリーにオフィスがあり、現在も活動報告があがっているため、虚偽であることは明らかです。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団に関する噂は、世界中で流れてしまっているようで、「ナチのような人体実験をしている」や、ゲイツが以前「人類の数を減らす」と話していたとする話など、噂が噂を呼び、人々の興味をそそっています。

5.ビル・ゲイツ運営の「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」とインドのまとめ

ビル・ゲイツの財団は、その財力から、とてつもない影響力をもっているのだと、その噂も含めて思わされました。

途上国の向上のために寄与していることは事実で、人々の致死率を下げるために、安価なワクチン開発をしていることも事実なんだろうと思います。近年、世界で流行っている「反ワクチン運動」のようなものが、こうした誹謗中傷に近い、噂を作るきっかけになっているのかもしれません。

ビル・ゲイツの思惑はわかりませんが、善意が正当な評価をされる世界になることを祈って、今回の記事を〆たいと思います。

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インド社会では極めて重要な制度となっているので、知っておいて損はないものです。
パキスタンやバングラデシュで、人形劇をみない理由も、イスラム文化に起因したものであるためです。