マザー・テレサ ― その生涯とインド・コルカタのマザー・ハウス

マザー・テレサ ― その生涯とインド・コルカタのマザー・ハウス

「マザー・テレサ」、その名前は世界中の誰しもが耳にしたことのある名前だと思います。学校の教材で扱われることも多い有名な歴史上の人物ですね。

彼女はカトリックの修道女で、その一生で貧しい人々のために身を尽くし、様々な奉仕活動を行ってきた有名な歴史上の人物です。

ただ実際に彼女がどのような生涯を送り、どのような奉仕活動を行ってきたのか詳しく知る方はあまり多くはないかもしれません。

この記事では、誰もが知るあの「マザー・テレサ」について、①彼女のその生涯について、そして②マザー・テレサが建てたといわれる「マザー・ハウス」とは一体どのような場所なのか、この2点を中心にご紹介します。

マザー・テレサ、愛のための生涯

マザー・テレサの生涯―無償の愛を身をもって体現したノーベル平和受賞者
マザー・テレサ、本名アグネス・ゴンジャ・ボヤジュは、1910年8月26日、マケドニアの地に生まれました。

実業家の父親の元、裕福な家庭に生まれたといいます。幼いころから非常に賢い子供だったようで、12歳の時にはすでにインドで修道女として働くことを夢見ていたといわれています。

18歳になったマザー・テレサテレサはアイルランドのダブリンにあるロレト修道女会に入会し、そこで修道女としての基礎的な教育を受けました。

その後、インドへ渡ったマザー・テレサ、コルカタの聖マリア学院で、歴史と地理を生徒たちに教えていました。

1948年、すべてを捨ててより貧しい人たちのために働くように、と天からの啓示を受けたというテレサは、活動の拠点を修道院からコルカタのへと移し、そこでコルカタの最貧困の人たちのための奉仕活動を始めるようになりました。

コルカタでの彼女の活動は、大きな反響を呼び、彼女の活動に賛同した者たちがボランティアとして次々とマザー・テレサのもとへ集まるようになりました。

活動当初は、ホスピスに収容されている貧しい人たちをキリスト教へ改宗させようとしているのではないか、と地元住民から疑念を抱かれていたマザー・テレサですが、実際にはケアする相手の宗派を尊重することを徹底し、亡くなった方に対してはその方の生前の宗派に基づく方法で看取っていたとのことです。

例えばヒンドゥー教の人に対しては、口にガンジス川の水を含ませてやったり、イスラム教の人に対してはイスラム教の聖典であるコーランを読み聞かせてやったといいます。

こういった、宗派を問わずに助けを必要とする貧しい人平等に奉仕する彼女の姿勢は、非常に革新的で、キリスト教会全体だけでなく世界中の幅広い方面に影響を与えました。

それから1997年でその生涯を終えるまで、テレサはインドのコルカタの地において、献身的な奉仕活動を続けていました。享年87歳でした。

マザー・テレサのこれらの活動は、世界各国、様々な方面から高い評価をされます。

まずは誰もが知るノーベル平和賞ではないでしょうか。

1979年、マザー・テレサは「長期間にわたる献身的な働きにより、苦しみの中にいる人々に安息をもたらした」という理由からノーベル平和賞を受賞しています。この受賞により、マザー・テレサはおよそ19万ドルもの賞金を授与されましたが、これらの賞金は全てコルカタの貧しい人々のために使われました。授賞式のインタビューで、マザー・テレサは「このお金でいくつのパンが買えますか」と聞いたというのは彼女らしい非常に印象的な印象的な逸話です。

その他にも、1973年にはアメリカのジョン・テンプルトンによって創設された、宗教分野のノーベル賞とも言われている「テンプルトン賞」を受賞しています。

また1980年にはインドにおいて、国民に与えられる最高の賞である「バーラト・ラトナ賞」を受賞。その3年後には、イギリスのエリザベス2世から「優秀修道会賞」を与えられています。

インドにある「マザー・ハウス」とは一体どのようなところ?

コルカタでのマザー・テレサの活動の拠点となったのが「マザー・ハウス」と呼ばれる、複合的なボランティア施設です。

マザー・ハウスは様々なホスピスや児童養護施設から成り立っており、目的に合わせて分かれています。

例えば代表的な施設には1952年に設立された、「死を待つ人の家」があります。ここはいわゆるホスピスと呼ばれるターミナルケア(終末期ケア)を行う施設で、ここでは主に結核や肝炎、マラリアなどの重い病に侵された貧しい患者が収容されています。

その他の施設もいくつかご紹介します。

  • 孤児の家」。ここでは10歳未満の親と離ればなれになってしまった子供が暮らしています。ハンディキャップを抱える子供たちと、ノンハンディの子供たちが暮らしています。
  • アルコール中毒患者や結核患者が暮らす男性限定の施設
  • 精神的疾患を抱える女子や孤児が暮らす、おだやかな環境の施設
  • ハンセン病患者向けの施設

等、様々な施設が性別、病状や状態によって用意されています。

マザー・ハウスには世界各国からボランティアを希望する人が集まり、施設は様々な異なる宗教や人種の人たちをボランティアとして受け入れています。

マザー・ハウスでのボランティア希望者は、シスターとの面談によって各々の希望も踏まえて適切な施設へ配属されます。

日本からも多くのボランティアが参加しており、またマザー・ハウスには20年以上もボランティアを続けていらっしゃる日本人リーダーの方もいらっしゃるとのことです。

マザー・ハウスでのボランティアは、マザー・テレサの愛と奉仕の精神を学べる貴重な場所として世界中から注目を集めています。様々な学びが得られる絶好の機会、一度は参加してみたいですね。

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